子どもについて

子ども、特に乳幼児は他の年代の方に比べて熱中症になりやすいといわれています。
では、どうして子供は熱中症になりやすいのでしょうか。

実は子供は、気温が高い環境にいると大人よりも体温が上がりやすくなっています。
人間は、暑い環境にいると汗をかいて皮膚表面の気温を下げることによって熱を放出し、熱を体内に溜め込まないようにします。
これを体温調節機能というのですが、子どもはまだまだ体が未熟であり、この体温調節機能が十分に発達していません。
また子供は体も小さいため、きちんと汗をかけたとしても体内の熱を十分に放出できないことがあるのです。

そのため大人であれば何でもないような暑さであっても、熱中症になってしまうことがあります。
つまり、大人にとって快適な気温に設定している屋内において、子どもや乳児が熱中症になってしまうということは十分にあり得るのです。

また乳児は暑かったり気分が悪かったりしてもそれを言葉にして伝えることができません。
また当然、自分で洋服を脱いだり水分を摂取したりすることもできません。

そのため、大人が暑いと感じない環境で乳児が熱中症になってしまっている場合、まさか熱中症になって泣いているとは思わずに放置し、症状を悪化させてしまうケースもあります。

子どもは大人に比べて熱中症になりやすいということを念頭に置いておくとともに、しっかりと水分補給をさせるようにしましょう。
そして何かおかしいと感じることがあった場合には、すぐに応急処置をすることも大切です。

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