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WBGT熱中症指数とは?

WBGT熱中症指数とは、英都度、輻射熱、気温の3要素をもとに算出される値のことをいいます。
これらの3要素は人の体の熱収支に大きな影響を与える、つまり人の体温調節機能をマヒさせる原因となるものであるため、それをもとに算出されたWBGT指標を見ることによって、熱中症の危険度を知ることができるのです。

例えばWBGTをもとにして出された運動に関する指標によると、WBGTが21度まであれば運動をしてもほぼ安全であるといわれています。
しかしWBGTが21度を超える場合には熱中症による死亡事故が発生する可能性があるため注意が必要になりますし、WBGTが31度を超える場合には皮膚の温度よりも気温の方が高くなり熱中症による事故が起こる可能性が非常に高くなるため、運動は原則として中止にすべきであるといわれています。

ちなみにWBGTは湿球温度、黒球温度、乾球温度の値を用いて算出されるのですが、その計算式はやや複雑であるため素人が算出すると誤った数値を出してしまうこともあります。
そのため最近はWBGTを自動的に算出する機械も販売されており、学校や公共施設、土木建築業者等の中にはこのWBGT算出機を積極的に活用しているところもあるそうです。

熱中症は、予防をすることが非常に大切な病気です。
熱中症になり症状が重篤化してしまうと、時に後遺症を残してしまうこともあるからです。

その点、WBGT熱中症指数を知っておけば熱中症の危険度を知ることができるため、あらかじめ熱中症の予防策を講じることができます。
熱中症による死亡事故は毎年各地で発生していますので、WBGT指数を把握するなどして熱中症を予防し、1件でも多くの事故を減らすように努めましょう。

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