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熱中症が起こった実際のケース

熱湿疹や熱けいれんなど様々な症状が起こる熱中症ですが、具体的にどのような場所で発生するのでしょうか。
ここでは、実際に熱中症患者が搬送された時の状況をいくつかご紹介させていただきます。

ケース1
熱中症が起こる場所としてまず挙げられるのが学校の校庭です。
実際、2013年には小学校の校庭でドッジボールをしていた生徒複数人がめまいや吐き気、頭痛などを訴えて搬送されています。
この時はなんと、9歳加田10歳までの男女12名が搬送されました。
ちなみにこの日の外気温は31度程度とそこまで高くはなかったのですが、湿度が81パーセントとかなり高かったため、熱中症になりやすい環境にあったと考えられます。

ケース2
熱中症は室内においても発生します。
実際に会ったケースでは、71歳の女性が自宅においてクーラーをつけず扇風機で過ごしていたところ、午前10時ごろに尋常ではないほどの汗をかいて痙攣が起こり始め、立ち上がって歩くこともできなくなったために救急搬送されました。
この時の気温は約28度だったのですが、ケース1と同様湿度が78パーセントとかなり高かったために熱中症を発症したものと考えられます。

以上のことから、熱中症は屋内外を問わず条件さえそろえばいつでも、そしてどこでも発症しうる病気であることがわかります。
屋内だからとか、今日は気温が低いからと安心することなく、水分補給をしたり湿度管理をしたりして熱中症の予防をすることが大切です。

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