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こんな場所でも起こるの?

熱中症は、屋内外を問わず様々な場所で発生します。
そこでここでは、実際に救急搬送された患者さんが、どこで熱中症になったのかについてご紹介させていただきます。

東京消防庁が発表したデータによると、熱中症により救急搬送された方の実に37パーセントは、住宅棟の居住施設で熱中症になっています。
また搬送された方の5.4パーセントの方が医療施設や福祉施設で、5.9パーセントの方が店舗や遊戯施設で熱中症になっていることからすると、実に約50パーセントの方が屋内で熱中症になっているということになります。
熱中症というと屋外でスポーツや仕事をしている時になりやすいものというイメージがありますが、実は屋内で発症することの方が多いのですね。

また25.1パーセントの方は、道路や交通施設において熱中症になっています。
アスファルト上は照り返しが強くかなり気温が高くなっているため、あまり湿度が高くない日でも熱中症を発症する場合があります。

そして意外なところでは、プールや河川、海でも熱中症になって救急搬送される方がいらっしゃいます。
比較的涼しく、そして水もたっぷりある場所ではありますが、湿度が高かったり水分補給を怠っていたりすると、熱中症になってしまうこともあるのです。

以上のように、熱中症は「こんなところで?」というような場所においても発症する病気です。
暑い日や湿度の高い日は「ここは安全だから大丈夫」と油断することなく、水分補給をしっかりとして熱中症を予防しましょう。

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