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運動時に注意する事

熱中症による様々な事故が起こりやすい状況として、運動をしている時が挙げられます。
実際、部活動や運動会において運動をしている時に熱中症になり、救急搬送される事例は後を絶ちません。

では、運動時の熱中症を予防するためにはどのようなことに注意すればいいのでしょうか。

運動時に注意することとしてはまず、しっかりと水分補給をするという点が挙げられます。
人は汗をかくことによって体温調節をしているため、身体が水分不足状態に陥ると汗をかくことができず熱中症になってしまうからです。

また熱中症予防のためには水分だけではなく塩分やミネラルを補給する必要があるため、ミネラル入りの飲み物を飲んだり、おにぎりなど食事で塩分を摂ることをおすすめします。

また運動時には、指導者等が指示を与えて計画的に休憩を取ることも大切です。
定期的に体を休ませることによって火照った体をクールダウンさせることができるからです。
スポーツ中の熱中症は集団発生する場合が多いため、指導者が常にメンバーの体調に気を配り、体調の変化を見逃さないようにすることが求められます。

そして意外と忘れられがちなのですが、運動をしていない人、つまり試合を観戦したり応援をしていたりする人も、同じように熱中症対策をすることが必要です。
体を動かしていないだけで同じ環境下にいることには変わりありませんので、熱中症の危険度は実際に体を動かしている人とあまり変わらないと思っておいていいでしょう。

熱中症はほんの少しの心がけと対策できちんと予防することができる病気ですので、運動時には以上の点に注意するようにしましょう。

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